ｻﾗちゃんと愉快な仲間達

Yさんご依頼のカバーは箪笥に眠っていた正絹の羽織3枚とウールの着物1枚からできています。
どれも一度も袖を通したことがなかったそうです。
これからも着る予定がないので処分を考えていらっしゃったのですが、高価な着物も売るとなると二束三文になってしまうので心を痛めていた　ということで再生のお手伝いをさせて頂きました。
 下中央に見えるベージュのポールはキャットタワーです。
ピアノの上も飼いネコのリュウ君のお気に入りの場所ということで表面に防水、防油の為スコッチガード加工を施しました。
上面は2枚の羽織を解いてパッチワークにしました。裏地にはフリースを使いました。
側面には絞りの羽織地、裏はオレンジ色のウールの着物を使用してあります。
和服の趣を残すために、ふき（下部に少し裏生地を出す）を作りました。

ずっと箪笥に眠っていた和服、これからは毎日見てもらえて良かったね。

洋裁の仕事をする上で最も重要な道具はミシンです。
これは現在メインで使っている職業用直線ミシン　ブラザー　ヌーベルクチュールです。
メインミシンはこれが4代目になります。
3代目には、ジューキの工業用ミシンを使っていました。
強力モーターが付いていて高速かつパワフルで良かったのですが、ドッグウエアを作るには小回りがききにくい。ということで、ヌーベルクチュールにしました。
使い勝手はとても良いです。押さえがひざ上げになっていること　止めた時に針が必ず止まりになる機能は必須です。それと自動糸切り　これもなかなか便利です。



次にご紹介するのは　切りながら縁かがりをするロックミシンです。
現在使っているのは、ベビーロック　衣縫人（2本針4本糸）です。
これは5代目のロックミシンです。
一番のお気に入り機構は自動糸通し　エアースルーです。
以前使っていたのは糸通しが実に大変でした。
普段は前の糸に次の糸を結んでつなげて導くのですが何かのはずみで結び目がほどけると　一から糸を通す羽目になります。糸を通すのも難儀ですが、糸によって通す順番があって間違えると全然ロックができない。糸通しに悪戦苦闘して、能率が極端に下がる。
衣縫人はエアーの力で糸が通せる上にどの糸から掛けても良し。
という事で大変満足しております。
縫い代の始末やフリルのふちかがり、ニットのカットソーと幅広く活躍してくれてます。



直線専用ミシンとロックミシンで一応仕事はできますが、ボタンホールとかネーム入れの為にジグザグミシンも使っています。
ブラザーのFM800という機種です。
ボタンホールはボタンの大きさに合わせて自動でかがってくれます。
刺繍ミシンとしては一番小さくて簡単なものですが、別売りカードを使えば複雑な模様刺繍や、漢字も刺繍できます。
糸通しや自動糸切りも付いていて操作性も問題無し。
家庭洋裁であれば、直線縫いもこのミシンで十分だと思います。


最後にお見せするのがカバーステッチミシンです。
ベビーロックのフラットロックです。
Ｔシャツの袖口や裾の縫い代等をかがりながら止め付けていくミシンです。
チェーンステッチになっているので止め付けた縫い代に伸縮性があるんです。
ニットインナーの肩ひもを作るのにも重宝しています。
ベビーのよだれかけの紐付けにも使ってありますね。
紐を巻き付けながら本体にとじつけていくには調整が難しいのですが慣れればニットの縫製にはとても便利なものです。


もうひとつ　まつり専用のミシンがありますが、調整が難しすぎて実用になりませんでした。
調整している間に手まつりができてしまいます。
裾周りが１０メートルもあるようなドレスだったら役にたつかもしれませんが、普通の服なら手まつりの方が、速くてきれいに仕上がります。
というわけで画像は載せません。

これまでに様々なミシン合わせて12台使ってきました。
ミシン選びに大切なことは値段につられて安い粗悪ミシンを買わないことです。
かといって３０万もするような高額品も必要ありません。
国産ブランドのそこそこの製品を選ぶことです。
私的には　ブラザーとベビーロックが好きです。

不良ミシンのせいで　せっかくの創作意欲が失せてしまうのは惜しいことです。

ドッグウエア工房　沙羅茶々　のホームページをリニューアルしました。
新しいサイトはこちらです。犬用品オーダーの店　ドッグウエア工房　沙羅茶々
是非遊びにいらして下さい。
　さて、本日はHPリニューアル記念として　仕事部屋の公開です。



配置はコの字形になっています。
左にあるのは裁断机です。
中央の机には直線ミシンとロックミシンが常置してあります。
右側のはナオモトのアイロンと吸引式アイロン台です。




裁断机と道具棚です。



後方のクローゼットを開けると



材料がぎっしり詰まっています

道具については、次回ご紹介します。

浅草から東京メトロ銀座線で上野に行き、山手線に乗り換えて日暮里駅で下車。
主人は私の生地選びに付き合うのは苦手なので、日暮里駅で待ってることになりました。

長時間待たせるわけにもいかないので、大急ぎで目的地までGO!

日暮里繊維街の画像は前回にアップしてあります。

あらかじめ繊維街MAPをネットで手に入れて予習しておいたので助かりました。

短時間で探すには、生地のデパート　「とまと」がお勧めです。

この通り沿いに何店舗かありますが、とりあえず本店に行きました。
外のワゴンにて、ゴールドのやわらかな生地と犬柄のビニールキルトの端布をまずゲット。
次に店内で　オーダー用の黒ニットをカットしてもらい購入。

画面上ではわかりにくいのですがゴールドの柔らかな生地です。
ドレスのあしらいにリボンを作ったり、バッグを作ったりと色々応用できそうです。
 


表は光沢のある犬柄の塩ビ製で、裏は白地の艶消し塩ビです。
汚れが拭き取りやすいので、お散歩バッグを作るのによさそうです。


こちらは、縦横ストレッチ素材でレオタード等向きの生地です。
とても伸びやかな生地なのでぴったりフィットしたデザインができます。



最後はニット系の合皮です。
ルパン三世の不二子ちゃんのライダースーツ風ドッグウエアをご依頼のお客様用に購入しました。カウボーイのベストにも良さそうです。


もっと沢山見て回りたかったんですが、生地欲しい病が再発しない内にそそくさと帰ることにしましたよ。
家には出番を待ってる生地達が沢山いますので（笑）

知人に頼まれて、社交ダンスのドレスを製作しました。
シニアの方ですが、カワイクしてね、との依頼で持ち込まれた、ピンクと黒の生地でデザインしたものです。
シルバーの縁取りフリルを前後身頃と裾に付けてあります。
スカート部分はサーキュラーで裾周りがたっぷりあります。
アンダーにはパニエをはいています。そして回転する時に裾がふわっと広がるように出来ています。
もともと、婦人服オーダーをしていて、コンサートドレス等は割に得意分野だったんですよ。
体格のいい方で、痩せて見える様に作ってね、とか　華奢な方が　ピアノコンクール用に体格良く見せたい、とか様々なご要望に応えるべく知恵を絞っていました。
今はドッグウエアー屋さんですが、婦人服オーダーの時と基本は同じです。
おしゃれで、体形をカバーして、着心地も重要視、色んな要素を兼ね備えたウエアーを作るべく、日々研究を重ねていこうと思っています。

年末より練っていた沙羅茶々のホームページがやっと完成してアップロードできました。
ホームページビルダーが届いたのが１月１５日なので約２週間で完成した事になります。
何としても１月中にアップしたかったのでギリで間に合いました。
今週はずっと夜中の３時頃まで、パソコンに向かっていたので睡眠不足＆肩こりで少々つらいっすね。
何時間ソーイングしていても肩こりしない体質なのに、パソコンしてると肩がパンパンに張ってきます。
バブのお風呂に１時間位浸かってやっと少しほぐれます。
まだまだ荒削りですが、作品が増える毎にサイトも充実させていきます。
http://www.wa.commufa.jp/rohisama

　市販の時計ベルトが気に入らないのでリバティプリントで作ってみました。
　肌に優しく、ゴム入りのシュシュなので、装着も楽。
　時計を内側にしておけば、ただのシュシュ。
　飽きたら、別の布で作りなおします。




　これは、フェイクファーで作ったチョーカーです。
　左は、人用、右は　ワンコ用。
　大型犬、小型犬のおそろでもよし。





お陰さまで、ドッグウエア工房　沙羅茶々も　順調にお仕事頂いております。
ホームページを作ってこれまでの作品をアップする計画はあるのですが、なかなかはかどってません。
できたらご報告いたします。