洋裁の仕事をする上で最も重要な道具はミシンです。
これは現在メインで使っている職業用直線ミシン ブラザー ヌーベルクチュールです。
メインミシンはこれが4代目になります。
3代目には、ジューキの工業用ミシンを使っていました。
強力モーターが付いていて高速かつパワフルで良かったのですが、ドッグウエアを作るには小回りがききにくい。ということで、ヌーベルクチュールにしました。
使い勝手はとても良いです。押さえがひざ上げになっていること 止めた時に針が必ず止まりになる機能は必須です。それと自動糸切り これもなかなか便利です。
次にご紹介するのは 切りながら縁かがりをするロックミシンです。
現在使っているのは、ベビーロック 衣縫人(2本針4本糸)です。
これは5代目のロックミシンです。
一番のお気に入り機構は自動糸通し エアースルーです。
以前使っていたのは糸通しが実に大変でした。
普段は前の糸に次の糸を結んでつなげて導くのですが何かのはずみで結び目がほどけると 一から糸を通す羽目になります。糸を通すのも難儀ですが、糸によって通す順番があって間違えると全然ロックができない。糸通しに悪戦苦闘して、能率が極端に下がる。
衣縫人はエアーの力で糸が通せる上にどの糸から掛けても良し。
という事で大変満足しております。
縫い代の始末やフリルのふちかがり、ニットのカットソーと幅広く活躍してくれてます。
直線専用ミシンとロックミシンで一応仕事はできますが、ボタンホールとかネーム入れの為にジグザグミシンも使っています。
ブラザーのFM800という機種です。
ボタンホールはボタンの大きさに合わせて自動でかがってくれます。
刺繍ミシンとしては一番小さくて簡単なものですが、別売りカードを使えば複雑な模様刺繍や、漢字も刺繍できます。
糸通しや自動糸切りも付いていて操作性も問題無し。
家庭洋裁であれば、直線縫いもこのミシンで十分だと思います。
最後にお見せするのがカバーステッチミシンです。
ベビーロックのフラットロックです。
Tシャツの袖口や裾の縫い代等をかがりながら止め付けていくミシンです。
チェーンステッチになっているので止め付けた縫い代に伸縮性があるんです。
ニットインナーの肩ひもを作るのにも重宝しています。
ベビーのよだれかけの紐付けにも使ってありますね。
紐を巻き付けながら本体にとじつけていくには調整が難しいのですが慣れればニットの縫製にはとても便利なものです。
もうひとつ まつり専用のミシンがありますが、調整が難しすぎて実用になりませんでした。
調整している間に手まつりができてしまいます。
裾周りが10メートルもあるようなドレスだったら役にたつかもしれませんが、普通の服なら手まつりの方が、速くてきれいに仕上がります。
というわけで画像は載せません。
これまでに様々なミシン合わせて12台使ってきました。
ミシン選びに大切なことは値段につられて安い粗悪ミシンを買わないことです。
かといって30万もするような高額品も必要ありません。
国産ブランドのそこそこの製品を選ぶことです。
私的には ブラザーとベビーロックが好きです。
不良ミシンのせいで せっかくの創作意欲が失せてしまうのは惜しいことです。